ニキビ 粉瘤

1.見た目はニキビそっくり!粉瘤について解説

粉瘤とは?

お尻ニキビを改善させるために、スキンケアをしたり、お尻に負担をかけないようにしているという人も多いと思います。
お尻のニキビは人に見られる心配はほとんどないのですが、座るときに痛みを感じたりと意外に厄介な症状でもあることから、日々ニキビ予防をしているという人も多くいます。
しかし、どんなにニキビ対策をしても改善されないという人もいるのではないでしょうか。
そんな人の場合には、ニキビと思っていたのが粉瘤かもしれません。
粉瘤はニキビとは全く別の症状ということもあり、通常のお尻ニキビ対策では改善することができません。
ここではにきびによく似た粉瘤について紹介したいと思います。

1-1.粉瘤は年齢や性別に関係なく発生する良性腫瘍

ニキビは、思春期などの皮脂分泌量が多いときによく発生する症状で、年齢を重ねると、徐々にその皮脂分泌量も減り、症状が落ち着いてきます。
一方、粉瘤は年齢や性別など関係ない良性の腫瘍です。
良性といっても腫瘍と聞くとがんなどをイメージする人も多く、なんとなく怖いと感じてしまいますよね。
しかし、粉瘤は適切な治療を受ければ怖がるほどの腫瘍ではありません。
ニキビは皮脂分泌量が多いときに良く発生し、粉瘤は年齢や性別なども関係ないことからも、ニキビとは大きく違う症状であることがわかるのではないでしょうか。

1-2.粉瘤の症状とは

粉瘤はニキビによく似た症状と紹介しましたが、粉瘤はニキビよりもはるかに大きくなることもあります。
ニキビでは大きくても数mm程度の大きさですが、粉瘤は数cm、数十cmと大きくなることもある症状です。
この症状は特にお尻にできやすい症状でもあるのですが、お尻以外にも、顔や頭、首や耳など、体ならどこでもできるという特徴があります。
ニキビならいつもできる場所はだいたい決まっていることが多いのですが、粉瘤は体のどこにでもできる可能性があるのです。
また、粉瘤ができる原因ははっきりとしていないことからも、予防を考えるよりも、症状ができたら早めに治療を受けることが大切です。

1-3.粉瘤とニキビの違い・見分け方は?

粉瘤はニキビにとても良く似ている症状です。
そのため、ニキビだと勘違いをする人も多いのですが、簡単に見分ける方法があります。
粉瘤の中心部には開口部という穴があり、その部分が黒い点のように見えることがあります。
これは老廃物などが開口部を塞いでいる状態なのですが、ニキビにはこのような黒い点を見ることができないことからも、黒い点があるかどうか、開口部が存在するのかで見分けることができます。
また、粉瘤にはしこりがあります。
ニキビにもこのしこりのようになることがあるのですが、ニキビではまずこのしこりをつまむことができませんが、粉瘤ではつまめるという特徴があります。

2.粉瘤について知っておくべき注意点

粉瘤は、処置を誤ることによって腹膜炎などを引き起こすこともあるため、適切なケアが必要となる症状です。
しかし、今まで粉瘤など聞いたこともなかったという人にとっては、適切なケアって何?と思ってしまいますよね。
粉瘤に対して注意すべき点があります。
原因がわからない以上、予防することが不可能なため、できてからのケアや対処が重要なポイントとなる症状です。
ニキビとは全く違う症状であることからも、ニキビと同じように扱うのは避けるべきです。
注意点を確認して、適切な治療には何があるのかを知っておけば、粉瘤ができても、とくに慌てることなくケアをすることができます。

 

2-1.最もできやすいのはお尻

体中どこでもできる可能性のある粉瘤ですが、その中でもできやすい場所があります。
背中もよくできる場所なのですが、それ以上にできやすいのがお尻です。
粉瘤ははじめはとても小さいものなのですが、そのまま放置していると徐々に大きさを増していきます。
粉瘤には袋状の嚢胞があります。
ここに老廃物が溜まって徐々に大きくなってしまいます。
小さい粉瘤の時には痛みを感じないのがほとんどですが、細菌が侵入し炎症を起こしたり、粉瘤が大きくなることにより痛みも生じることがあります。
お尻にできてしまうと、衣服からの刺激や、座ったりすることで圧迫され、痛みが生じることで私生活にも影響が出る可能性があります。

 

2-2.臭いが気になっても触るのはNG

粉瘤には、袋状になっているところに膿などが溜まります。
そのため、触ったり、潰そうとすると、中からその膿などが出てきます。
この膿はとても臭いニオイがします。
お尻にできてしまうと、潰す気はなかったのに、座ったときに圧迫されこの臭い膿が出てしまうこともあります。
この場合は仕方がないのですが、自分で潰そうとする行為はやめましょう。
潰すことで細菌が侵入し腹膜炎の原因ともなりますし、炎症を起こして、さらに大きな粉瘤となってしまったり、強い痛みを感じるようになってしまうこともあります。
ニキビも潰すのはNGですが、粉瘤の場合も潰すことは厳禁です。

3.粉瘤を治療するには

ニキビは、スキンケアやバランスの良い食事、規則正しい生活など、セルフケアによって改善させることが可能です。
しかし、粉瘤はセルフケアをするのではなく、気づいたら病院を利用するようにしましょう。
粉瘤は腫瘍でもあるため、基本的には手術によって取り除くという治療になります。
粉瘤は膿が溜まっていない状態と、膿が溜まってしまっている状態に別けることができるのですが、膿が溜まってしまっている状態では、早めに手術を受けて取り除くことをおすすめします。
どちらの症状にしても、自己判断でケアをするのではなく、早めに病院で診察を受けることで早期解消ができます。

 

3-1.何科を受診すれば良い?

手術をするとなると、粉瘤ができた場合にはまず外科に行くべきなのか、それとも皮膚科にまずは行くのかと迷ってしまう人もいると思います。
粉瘤は皮膚にできる病気ということもあり、まずは皮膚科に行くことをおすすめします。
皮膚科の医師が症状を確認し、手術の必要があれば外科の方を紹介してくれます。
膿が溜まっていないような症状なら内服薬によって治療する場合もあるので、まずは皮膚科にいって症状を診察してもらいましょう。
膿が溜まっていない状態でも放置せず、また自分でケアをするのではなく、早めに病院での診察を受けることが大切です。

 

3-2.治療法は手術だけ?薬はある?

粉瘤の治療では、まず手術をすることになると考えておきましょう。
症状によって違いはありますが、小さなものならそれほど大掛かりにはならないと考えておいて大丈夫です。
炎症がひどくないといった場合には、抗生物質の内服薬によって治療をするケースもあるようです。
ただ、膿が溜まっている状態では抗生物質の効果が発揮されないため、まず膿を取り出すことになります。
膿を取り出して症状が落ち着いたら、膿が溜まっていた袋を取り出す手術をします。
手術といっても局部麻酔をして、単純切開によるものなので、多くが15〜30分程度で終わる手術です。